突然のご連絡となりますが、本会の設立・運営をしてきておりました会長栗原仁良(くりはらじろう)が2021年7月30日をもちまして天国へ旅立ちましたことをご報告いたします。
「頑固オヤジ」の名の通り一度決めたことは何がなんでもやり通す姿は、幸手和太鼓保存会としてのチームの色にもなりました。失敗し、反省し、失敗し、反省し...、それらを繰り返していくうちにいつしか全員の目からは迷いが消え、その視線の先にはいままで決して見たことのない景色が待っていました。栗原会長が打ち手の努力を支え、"ドン"と立ちふるまい、その大きな背中を我々の前に見せてくれたことで、我々は失敗を恐れず自分の道を探し進むことができたと感じています。
栗原仁良という一人の人間が和太鼓と出会い、幸手和太鼓保存会というグループを作り、私たちは今「和太鼓」と「人」と関わり楽しんでいる。この確かな事実をまえに、和太鼓という伝統を継承し、人を通して作られてきたこの輪をこれからの先につなげ大きくしていくことが”残された者”ができる栗原会長への最大の恩返しであると考えています。まずは再スタートの「新たな一歩」、失敗を恐れず踏み出していきたいと思います。